死の誕生・・小さな納得

木彫りの図案を描きながら・・・
何気に見たNHK教育テレビサイエンスZERO
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp255.html

1日に何千億もの細胞が死んで新しい細胞が生まれてきている。
その細胞の死に方に違いがあるのが発見された。

細胞は、紫外線などのダメージを毎日受けている。
従来はそのダメージが小さければ細胞は自ら傷を修復して生き続け、
大きければ壊死すると考えられていた。
しかし、細胞には生まれたときからプログラムされた死の遺伝子があることがわかった。
これにより細胞が自発的に分解して死んでいく「アポトーシス」という現象が
起こると考えられている。

生命の根源であるアメーバには死のプログラムがないから永遠に生き続けるのだそうだ。

それでウイルスも頭がなくても死のプログラムのないDNAによりどんどん
強くなりながら分裂して生きていき豚インフルエンザとかになり活きのいい高校生に
取りついて人間滅亡を狙っている?

ちょっと納得したわけで・・・

死が生まれたのはおよそ15億年くらい前だという。
死の誕生については、オスとメスが遺伝子を組み合わせて
子孫を残す有性生殖に大きな理由があると考えられている。
精子卵子がつくられるときに、あまりよくない遺伝子の組み合わせを
消去する方法として死が生まれたのではないかという説がある。

この点が今一、理解できない。


しかし、死の誕生があったなんて初耳・・・それも15億年前だって!

結局

死をプログラミングされている人間はいつかは死ぬのだが
判っていても実感がない。
そこをしっかり死を意識して生きていけば、もっと有意義な
人生を歩めるという結論だった。

偶然に凄い番組に出会ったものだがもっと真剣に見れば良かった。

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志村動物園で犬と話せるハイジさん。

裏番組のキムタクを見ていたので中途からだったのが残念!

四肢が麻痺して寝たきりになっているシェパードのメッセージ。

番犬としての役目が果たせなくなり悲しんでいる。
前の飼い主に虐待されて逃げ込んできたキャバリア(10歳)を
自分が居なくなってもずっとこの家で可愛がってやってほしい。

頭から背中からお腹も腰もコンクリーとのような物で叩きつけられて
いるような痛みがずーっとしている。
でもまだまだ生きていきたい。
家族みんなと一緒にいたい。
死にたくない!

悲痛な叫びを伝えてきているそうだ。

こんなにしんどくても生きていたいんだ。

我が家もマーブルも死にかけた時人工呼吸して蘇生したのだが
死ぬまでしんどそうでどうしてやれば楽になるかと聞いたなら
獣医さんが蘇生させなければ楽に逝けたのに・・と言われた。

未だにあの言葉が忘れられなくて・・・

でもこのシェパードを通してマーブルの気持ちを伝えてきたような気がした。

マーブルだってできるだけ生きて私たちと一緒にいたかったんだ。
あの時生き返らせて良かったんだ。

私の腕の中で息ひきとってくれて満足してくれているんだ。
死んでからも数日抱いて過ごしたのも・・・

私たちはできるだけのことをしたんだ。

そう思えるような気がした。