悲喜交々(ひきこもごも)

昨日、足を脱臼した知古璃を診てもらいに動物病院へ行った。

ついでにフィラリアの薬も貰わなければいけないので
妹の百花(モカ)も連れて行った。

この獣医さんは一言でいえば変人である。

この変人先生がいきなり知古璃を床に下ろして歩かせてみろと・・・

家の子は土足で歩くところは歩いたことがないから台の上で・・・私

ダメダメ・・・先生。

じゃこのベンチの上・・・私

いいから下におろして、ここは実際のところ
毎日洗浄しているんだからあとで足を拭けばいい・・と意地になる先生。

しょうがない・・泣く泣く降ろしたが知古璃もこんな汚い所におろされて
びっくりして抱っこ抱っこ!という。



二言でいえば天の邪鬼でふんどしのように長い話をする先生。

一昨日、凄い雷に2時間たっぷり震え続けて夜中に吐いたけれど
これも膝蓋脱臼と関係あるか?と聞いたなら・・・

関係ない。と即答。

膝蓋だけならいいけど これが腰に原因があったりした場合は
大変だ。うちの犬も雷が大嫌いで怖がったあとに腰にきたで〜
腰椎ヘルニアになってしもうた。こういう場合もあるし・・・と先生。

(ちょっとちょっと、先生、さっきは関係ないと言ったじゃないと
喉まで出てきた言葉をのみ込んだ。)

膝蓋脱臼の論理から説明を聞かされて若ければ糸でくくりつける
やり方とか生まれたてならリハビリとかでずれた骨を戻すことができるが
お皿が摩耗していて大腿骨を乗せてもすぐにずれてしまうからどうにも
しようがないという。
一応害にならない痛み止めを貰うことにした。
それでもまだうんちくは永遠に続く。

やたら時間が過ぎていくのが気になって仕方ない。
11時半には母を美容院に送っていかねばならないのに・・

妹もうんざりしているのが私には伝わってくる。


とうとうフィラリアの薬はまだもらえませんか?と
いきなり話の腰を折るように妹が口出ししたら、
さっきまで膝蓋の書類を探していた先生が取り出したのは
フィラリアの発生時期の全国版レポートだった。(笑)

これからまた去年聞いたフィラリアの伝染源からの説明をいやというほど
聞かされた。

やっと終わり帰ろうとしたら・・ちょっと待って!一応もしもししておこう。

それは賢明かも・・ともう待合室に出ていた妹を呼び戻す。

知古璃は良かったが何と百花は6段階の4位心臓が悪いと言われた。
ここからまたひと弁舌されてしまったが事が事だけに妹が落ち込んでしまった。
今日から毎日心臓の薬を飲まなければならないことになった。

受付でフィラリアの薬を受取り7560円支払い帰路。
車中で母に報告!
おっと!心臓の薬貰った?
貰っていない。

やれやれ・・・車の方向転換できるところもなく仕方ないから
私が降りて走る。

ちょっとのつもりがこんな大ごとになってしまった・・・(-_-;)

この心臓の薬は飲みだせば一生飲まなければならない。

定期的に検診に来た方がよいかと聞いたなら
その必要はない。症状が変わった時だけでいい・・

と言われた矢先なのに薬は2週間分。ということは
やっぱ定期的に薬を取りに来るとき検診してもらうことになるではないか・・・

これから天の邪鬼先生と呼ぼう・・