今森光彦は凄い人です!

写真家の今森光彦さんは昆虫、鳥大好き人間。
特に昆虫は繊細な観察をして手帳に細密画付きで記録している。

例えばスズメガ・・(スズメガに種類があるとも思わなかった)
の口吻を手で伸ばして長さを図っている。
種類により口吻の長さが違い好む花も違ってくるのだそうだ。

ほら、口吻を伸ばして蜜を吸うから・・・(なるほどねぇ〜)

写真を撮るのにもそれらの生態から全部知っていればより良い物が
撮れると信じている。

普通絵を描くのに写真を撮って研究して絵にするというのは聞いたことが
あるが絵を描いてよりよい写真を撮るというのは初めて聞いた。

キリギリスは地面の中の卵が孵化し地上に生えてくるように成体の形で出てくる。

それも観察していて何十匹も一度に生まれてくるから1匹出始めると慌てて
次の生まれてきそうな地面にカメラを設置してとる準備ができるそうだ。

そうして撮った双葉と共に芽を出したキリギリスの作品が撮れていた。

奇跡のようでちゃんと研究し尽くされた技だった。

全ての昆虫をそうやって観察し続けているそうだ。


特技はそれだけではなく 切り絵も半端じゃない。プロだ。

こういう技ができるのも先ほどの地道な研究により昆虫の細部を
知り尽くしているからだそうだ。

観察はなんでもいい。

例えば ダンゴムシが庭にいれば数匹採ってきて飼う。
しばらくすると子供を産む。
ダンゴムシは親の身体の中で卵が孵化しこの世に出てくるときには
白い子供のダンゴムシの形ででてくるのだそうだ。

その様子などの観察は食卓に置いてしょっちゅうみていられるようにすること!

昆虫が好きというのには2種類ある。

障る事もできなくても姿形を見ているのが好きというのも昆虫が好きの内に入る。

私もそれだ。

触れないけれど見るのは好き!

普通、十羽ひとからげに「虫」で済ますところを
今森さんのお祖母さんは昆虫をみつけたら これはカマキリ、これはコオロギと
全部名前で教えてくれたそうだ。

(私の祖母も野鳥の名前から虫の名前植物の名前まで全部知っていたよ)

だから私もそう言うものが好きになったのかもしれないな!