大原麗子さんの孤独死から学ぶ。

華麗なる孤独死なんてあり得ない。

今朝、大原麗子さんが自宅で孤独死していたことで芸能ニュースは持ちきり。

それも2週間は経っていたらしく腐乱を始めていたそうだ。

何という恐ろしいことだろう!

華麗なる芸能界でバリバリやっていた大原麗子さん。

難病ギランバレー症候群だった。

きっと重度身障者に認定されるほどだったに違いない。
もう歩くことさえままならなかったという。

芸能レポーターの前田さんは昨年11月12月と病院に
付き添ったことがあるという。

歩けないのに車椅子は嫌がるし杖もつかないから
前田さんは何度おぶって通院したか判らないという。

プライドが高過ぎて誰とも簡単には連絡できないように
していたらしく・・・



病気で動けなくなり、周りに人をおかない。

そう言うところが孤独死の条件になってしまった。

飯島愛さんの時と同じだ。

気の毒だが、これもひとつの身からでた錆かもしれない。

二度の結婚にも失敗して最後はたったの一人で
逝ってしまわねばならなかったこの図は私たちへの勧告でもある。

例え家族があっても先にはどうなるか判らない。

貯蓄もなければ心配だけれど今上手に使わねばお金を残したまま
自分が死んでしまったのでは意味がない。

良いお手伝いさんでも雇えば良かったのにと思ってしまう。

こうやって死んでしまったのでは仲の悪い弟に全て取られてしまう。


奇しくも昨日の再放送「僕の生きる道」で草薙剛くん演ずる余命1年の
中村先生が言っていた。
「結婚したら外国旅行に行こう。ディズニーランドに行こう。
と思っていたから一度も海外旅行をしなかった。
地道に貯蓄してきた。
本当はギトギトした脂っこい物が好物だったけど、
健康のためと食べないようにしていた。
スキーや山登りも恋人ができたらと希望だけで一度もしたことがなかった。
いつもいろいろ理由をつけて何もしていないまま、病気になり、
余命1年と宣告された。

それで人生観が変わった。
一体今まで自分は何をしていたのだろう?
何のために生きて来たのだろう?
想い残すようなことはしたくない。
生きているうちにしたいことは全部しておきたいと思う。」と
いうようなことを言った。

私も父が亡くなって死を眼のあたりにして思ったことばかりだったので
今また生き方をもう一度見直さなければと思った。

父は自分のしたいことは全部して世間にも認められていたし
想い残すことは私たちのことだけだったと思う。